週刊新潮からの質問状を北村滋内閣情報官に相談か→週刊新潮にメール誤転送で発覚 2017年5月31日

確定ならもはやジャーナリストと呼べないレベルのズブズブ具合です。詳細は以下から。

28歳女性への「昏睡レイプ事件」で準強姦逮捕状が出されていながらも、逮捕直前に官邸と繋がりの深い中村格警視庁刑事部長(当時)の独断によって握り潰されたとする週刊新潮の官邸御用ジャーナリストとして有名な山口敬之へのスクープは大きな波紋を巻き起こしました。

その言い訳のFacebook投稿に安倍昭恵夫人が「いいね!」を付けていたことなどが5月25日付けの週刊新潮が続報として伝えていますが、記事内のひとつのエピソードが山口敬之と官邸のズブズブ具合を如実に示していると物議を醸しています。

それが週刊新潮に「返信」された山口敬之からのメール。新潮社はこのメールが届く前に取材依頼書をメールで送付しており、これに返信したものであるとのこと。内容は

北村さま、

週刊新潮より質問状が来ました。
■■の件です。取り急ぎ転送します。

山口敬之

というもので、■■の部分には被害女性の名字が入ります。文面からも分かるように、これは山口敬之から「北村さま」への転送メールを送ろうとしながらも週刊新潮に「返信」してしまったという誤爆案件です。

まずこの文面から分かるのは、当然ながら「北村さま」は山口敬之が「昏睡レイプ事件」に関して知恵を借り、判断を仰ぐ相手であるということ。

次に分かるのは「■■の件です。取り急ぎ転送します」という部分から、既に山口敬之と「北村さま」が本件について逐次の情報共有を行っているということ。さらに情報の付け足しがないことから、「北村さま」が週刊新潮のスクープ以上に内情に通じているということです。

さらにこのメールをビジネスメールとして考えれば、部署や役職も付けず、フルネームすら用いず、「様」という漢字も使わず「北村さま」と呼びかけていること、「山口敬之です」といった書き出しや「よろしくお願い致します」といった結びの言葉もない、極めてフランクなメール文面であることが分かります。

これは一般的には社内メールの書き方であり、他社や場合によっては上長に対してこうした文面でビジネスメールを送ることは失礼に当たります。

つまり、この文面を送りつけた相手の「北村さま」と山口敬之は非常に近しい間柄であることが見て取れます。

ここで名前が上がってくるのが北村滋内閣情報官。内閣情報調査室のトップを5年も務め、2017年の首相動静に54回も登場する、名実ともに安倍首相の懐刀。特定秘密保護法や蓮舫問題、都知事選での鳥越俊太郎候補の醜聞問題などにも深く関わっているとされる人物です。

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スクープレポート 特定秘密保護法案「官邸のアイヒマン(北村滋内閣情報官)」と呼ばれる男 本当の黒幕は公安の「妖怪」(週刊現代) _ 現代ビジネス _ 講談社

ジャーナリストの名の下に安倍政権を擁護するコメントを出し続けてきた山口敬之が、実際に安倍首相の側近である内閣情報官と「ズブズブの関係」であれば、もはやこの人物をジャーナリストと呼ぶことはできません。

当然ながら山口敬之も北村滋内閣情報官も週刊新潮の追求にはしらを切っていますが、それで済むような問題ではありません。

実際に官邸と繋がりの深い警視庁刑事部長による不可解な逮捕の直前での山口敬之の握り潰しが行われており、ここで北村滋内閣情報官と山口敬之の繋がりが認められれば、首相官邸が子飼いの「ジャーナリスト」の準強姦という重大犯罪の捜査を妨害したということになります。

権力者に近い人物であれば数億円単位の便宜を図られるだけでなく、刑事犯であってももみ消せるというのであれば、もはやその国は法治国家と呼べる存在ではなくなってしまいます。

単なる凡ミスをあげつらうだけでなく、徹底した内容の究明が必要です。

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